1976-08-17 第77回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第23号
といいますのは、田中角榮前総理は、四十九年三月一日、この日に、道徳教育強化のための法案の上程を文相に指示していた。時の文部大臣は奥野さんです。この三月一日といえば、驚くなかれ、道徳教育強化を指示しながら、みずからは三月一日、起訴状にありますように、四回目のピーシズ一億二千五百万円の賄賂をみずから受け取っておる日なんです。
といいますのは、田中角榮前総理は、四十九年三月一日、この日に、道徳教育強化のための法案の上程を文相に指示していた。時の文部大臣は奥野さんです。この三月一日といえば、驚くなかれ、道徳教育強化を指示しながら、みずからは三月一日、起訴状にありますように、四回目のピーシズ一億二千五百万円の賄賂をみずから受け取っておる日なんです。
この問題は、今度道徳教育強化という名のもとに、四千二百二十三万円という予算をつけて御親切にも文部省の官僚たちがつくりました道徳教育の資料というものを各小学校、中学校にただで配付をするというようなところにも発展をしておりますので、そういうような官製道徳というものが、一体何をねらっているのかということになって参りますと、当然そこには、文部大臣を頂点といたします文部省のそういう道徳観なりあるいは人間観なり
私どもは、昨年来、道徳教育強化のために、生活指導の改善充実のために努力して参った。これはどこでもやっていらっしゃる。ですから、この生活指導の時間を道徳という時間に充てていただきたい。こういう趣旨を述べたのであります。それから拘束力がないと申しますのはこれは教育委員会に対してであって、教員諸君がこれを返上するというのはいき過ぎだ。
○国務大臣(松永東君) ただいまの御質問について道徳教育を強化しよう、その道徳教育強化について、道徳科というか何というか独立した科を設ける、それには相当の費用がかかる、その費用と義務教育費との関係はどういうふうになるか、こういう御質問だと思います。実のところはまだ……その費用の点についてはいろいろ研究をいたしております。ただそう大して費用がかからぬのではないかというふうに考えておるのです。